ある朝、人の“本音”が頭の上に見えるようになった私。夫の頭の上だけ、いつも空っぽだった理由【不思議な漫画】

古道具屋で古い手鏡をのぞき込む女性。鏡の上で白いもやが揺れている(漫画の1コマ)

前の日。路地裏の古道具屋で

前の日の日曜日。家の近くの路地で、小さな古道具屋を見つけた。
人の顔色ばかりうかがってきた私は、その手鏡に見入った。 古道具屋の店主「それはね、人の『言葉の裏』が見える鏡ですよ」
古道具屋の店主「持ち主の名前を、帳面に書く決まりでね」 朝倉七海「朝倉七海、です」
古道具屋の店主「……朝倉さん。そうですか」 古道具屋の店主「見えすぎても、自分で気づくまで手放せませんよ」
のぞき込んだ鏡の中。私の頭の上で、何かが揺れた気がした。
あの時、ちゃんと確かめればよかった。鏡に映っていたものを。

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